炭水化物を抜けば体重は落ちるがリバウンドの可能性が高い!?

最近人気の炭水化物抜きダイエット(糖質制限ダイエット)ですが、リバウンドの可能性が高い!?と言う声をよく聞きます。では何故そう言った声が高くなってしまったのか?について紹介したいと思います。

まず、炭水化物抜きダイエットが有名になったのは、芸能人を始めとする多くの成功例が紹介された事がキッカケです。中でも有名になったのが置き換えダイエットですよね。「炭水化物抜きダイエット」と直接的な表現は有りませんでしたが1日3食ある内の1食をダイエット食品に置き換えるという内容です。

ダイエット食品はゼリーやスムージー等でしたが、この置き換えダイエットの根本的な内容としては、1日の摂取カロリーを抑えることによるダイエット=最もカロリーの高い炭水化物(白米やパン、麺類)の摂取を抑えると言うものでした。

この方法自体は非常に理論的であり効果的です。ですから成功者が続出し、同時に実践者も急激に増えました。実践者の中には我流で炭水化物抜きダイエットを行う人も多く「全く炭水化物を摂らない」と言うダイエット方法を実践している人も結構いました。いろいろな方法がいろいろな方面に広がって行き最終的に「炭水化物を抜けば体重は落ちるがリバウンドの可能性が高い!?」と言われるようになったと言うのが現状です。

・炭水化物を抜くと何故体重が落ちる?
体重が減少していく基本的な仕組みは「消費カロリーが摂取カロリーを上回ること」です。要するに食べる量を減らせば体重は減って行きます。ですから単体でカロリーが高い炭水化物を抜くことが効率的に体重を落とすことに繋がるわけです。人間は特に運動をしなくても毎日一定のカロリーを消費します。1日の平均的な消費カロリーは、成人の場合男性であれば2000キロカロリー、女性であれば1600キロカロリーです。大凡の計算では体重×30が消費カロリーと言われているので参考にしてみてください。

この1日の消費カロリーより摂取するカロリーを減らすことがダイエットに繋がるのですが、3食きちんと食べると結構簡単に消費カロリーを上回ります。例えば朝食にトースト、コーヒー、昼食にコンビニエンスストアのお弁当、夕食にハンバーグ定食だったとすると、朝食で300キロカロリー、昼食で600キロカロリー、夕食で800キロカロリーですから合計で1700キロカロリーになります。体重50キロ女性の場合は既にカロリーオーバーですし、男性の場合でも60キロの体重の人でギリギリです。実際には1日の中でジュースやお菓子を食べることもありますから割と簡単に消費カロリーを上回ってしまいます。また、そもそも伸長に対する適正体重で計算する必要がある為、元々肥満気味の人は実際の体重ではなく適正体重で計算し摂取カロリーをコントロールしないと痩せて行きません。

ちなみに茶碗一杯のご飯だと大体200キロカロリー前後です。ですから、1日の中で昼食と夕食のご飯を抜いた場合大体400キロカロリーは摂取カロリーを減らすことが出来るので上の例の通りでも約1300キロカロリーとなり、基本的には消費カロリーの方が上回る為、理論上は痩せていきます。

・炭水化物抜きダイエットは何故リバウンドする?
ここまでの話だと炭水化物抜きダイエットは割りと簡単で効果の高いダイエットのように思える人も多いのではないでしょうか?そもそも絶食と言うわけではなく3食は食べることが出来ますし、特別な運動は基本的に必要有りません。では何故炭水化物抜きダイエットが難しいと言われているのでしょうか?

まず、炭水化物を抜くことにより同時に必要な栄養素が摂取出来なくなります。具体的には食物繊維なのですが、この栄養素が取れないため腸内環境が悪くなり機能が低下します。腸の機能が低下すると便通が悪くなる為ダイエットの効果が低くなっていきます。

他にも炭水化物を摂ることでレプチンという成分が分泌されますが、炭水化物抜きダイエットを行うことによってレプチンが分泌され難くなります。レプチンが分泌されないと満腹中枢に出されていた信号が出難くなります。よくデザートは別腹という言葉を聞くと思いますが、これは甘いモノでは満腹中枢に必要な信号が出ない為なのです。また、レプチンの信号をトリガーとしてるエネルギー消費が始まりません。

もう1つ大きな問題となるのが筋肉量の低下です。炭水化物抜きダイエットを行うと確かに脂肪は減るのですが同時に筋肉量も減ってしまいます。基本的にエネルギーを多く消費してくれるのは筋肉ですから、その源が減ってしまう事で代謝が悪くなりとダイエット効果にも影響が出てきてしまうわけです。

この状況で起こりえるのがリバウンドです。そもそも代謝が悪くなっている状況ですので少しの食事でもほとんどが脂肪分として蓄えられてしまいます。また、ありがちなのがストレスによるドカ食いです。食事制限全般に言える最も怖い作用とも言えますが、炭水化物抜きダイエットも「我慢」のダイエットと捉えてしまう人も多くドカ食いに繋がってしまいます。更に炭水化物抜きダイエットをしている人に見られる傾向として炭水化物の代わりにお菓子を食べてしまうと言う点です。スナック菓子やチョコレートを空腹時に食べてしまうとほぼ全てが脂肪として蓄えられてしまいます。これが炭水化物抜きダイエットを行った際に起きるリバウンドです。

・炭水化物抜きダイエットを成功させるコツとは?
ではどうすれば炭水化物抜きダイエットを成功させることが出来るのか?ですがこちらは単純で炭水化物を「抜くのではなく減らす」と言う考えで行うことです。全ての炭水化物を抜くのではなく、茶碗に半分だけにすると言う方法が効果的です。この場合摂取カロリーは少し多くなるので体重が落ちていくスピードは遅くなりますが、長い目で見た場合、リバウンドに繋がる可能性も低く、実際に炭水化物抜きダイエットの成功者もほとんどが「抜くのではなく減らす」と言う考えで行っています。

ダイエットのスピードをもう少し早くしたいと言う場合には、運動を取り入れて消費カロリーを増やすと良いでしょう。他にもパーソナルトレーニングで最適な食事と運動のバランスを指導してもらうと言うのも良い手段だと思います。

炭水化物抜きダイエットはうまく行うことで成功率が高いダイエットです。是非参考にしてみてください。